エンジンの呼吸、ちゃんとできてますか?エアフィルター交換の目安と効果を解説


最近マイカーの加速が悪くなったような気がする…
それに燃費も悪くなって気がする!

それは、エアフィルターが原因かもね!
車のエアフィルターは、エンジンが吸い込む空気の通り道にあり、異物を取り除くフィルターの役割を担っています。
ちょうど人間でいうところの「マスク」のような存在で、空気をきれいにしてからエンジンに届ける役目を果たしているのです。
普段あまり意識されることが少ないのがこのエアフィルター。ついつい交換を忘れがちですが、燃費の悪化やエンジン不調につながることもあります。
僕のオススメは、車検のたびにエアフィルターを交換!
フィルターは見た目では劣化が分かりにくく、徐々に汚れていくため、普段の運転では不調として現れにくいパーツです。 気づいたときには燃費やエンジン性能に影響が出ていることもあるので、定期交換が安心です。
なぜエアフィルターの交換が必要なのでしょうか?
その理由を理解するために、まずはエアフィルターの役割から見ていきましょう。
1. エアフィルターの役割と放置リスク

1-1. エンジンの“呼吸”を守るマスク
エンジンがスムーズに動くためには「空気」が必要不可欠です。 この空気を取り入れる際に、ゴミやホコリなどの異物が混ざってしまうと、エンジン内部に悪影響を与えるおそれがあります。
そこで使われているのが「エアフィルター」。 吸気中の異物をブロックして、エンジンにきれいな空気を送り込む役割を持っています。 いわば“エンジンのマスク”のような存在です。
ただし、エアフィルターは徐々に汚れて目詰まりしていくため、定期的な交換が必要不可欠です。
1-2. 交換しないと起きる主な悪影響【3選】

エアフィルターを長期間交換せずに放置すると、以下のようなトラブルが起こるリスクがあります。
- 燃費が悪化する
- 本来より多くの燃料を噴射してしまい、ガソリン代がかさみます。
- 加速が鈍くなる
- 吸気量が不足して、アクセルを踏んでもモタつきを感じるようになります。
- エンジンの始動性が悪化する
- 空気が不足した状態では燃焼が不安定になり、特に寒い日や朝一番の始動時にエンジンがかかりにくくなることもあります。
1-3. 整備士からのひとことアドバイス
エアフィルターは、見た目では劣化がわかりづらいパーツです。
徐々に徐々に汚れて行くので不調に気が付く人はほとんどいないと思います。

毎日乗っているからこそ車の不調はわからないんだよね
しかし交換することで、「エンジンのかかり良くなった」「加速の伸びが良くなった」と感じる人もいます。それだけ、吸気の質がエンジンの働きに大きく関係しているということです。
「マフラーから黒い煙が出る」「加速が鈍いかも」と思ったら、ぜひ一度チェックしてみてください。
2. エアフィルターの交換時期とチェック方法
2-1. 交換タイミングの目安は?

エアフィルターの交換タイミングは、走行距離や使用環境によって異なりますが、 一般的には15,000km〜20,000km、または1〜2年ごとが目安とされています。
ただし、以下のような環境で使用されている車は、もっと早めの交換が必要になることもあります。
- 砂ぼこりの多い地域をよく走る
- 高速道路での長距離移動が多い
- 山道や農道など未舗装路を頻繁に走行している
これらに当てはまる場合は、1年ごとの点検・交換を検討すると安心です。

1年→2年で交換したいって人はエアブローすることで少しだけきれいになるよ^^
2-2. 自分でできるチェック方法は?
実際にフィルターを点検したい場合は、以下のポイントを確認してみてください。
- フィルターの色が黒ずんでいる(新品は白〜ベージュ)
- ホコリや虫などの異物が詰まっている
- 手で軽くたたいても汚れが落ちない
見た目で「ちょっと汚れてるかな?」と思ったら、思い切って交換するのが正解です。

車種によってフィルターを外すのに工具が必要な場面が出てくるよ。できる範囲で確認しよう
3. 社外品のエアフィルターってどうなの?

製品名:スーパーパワーフローパーツ
3-1. スポーティーで見た目も音も映える!
キノコ型(むき出し型)エアフィルターは、社外品として人気のカスタムパーツです。
- 吸気効率が上がることで加速やレスポンスが向上することがある
- 吸気音に迫力が出て、スポーティーな走りを楽しみたい人には魅力的
- 見た目も派手で、エンジンルームのドレスアップ効果も
3-2. デメリットや注意点もある
ただし、メリットばかりではありません。以下のようなデメリットもあります。
- むき出しなので雨水やゴミを吸いやすくなるリスクあり
- センサーが誤作動してエンジンチェックランプが点灯する場合もある
- 定期的な清掃や油の再塗布などメンテナンスの手間が増える
【補足】 パワーアップを期待して装着しても、エンジンとの相性が悪ければ効果は薄いこともあります。 街乗りメインの人やメンテに手間をかけたくない人には、純正フィルターのほうが安心です。

4. まとめ
エアフィルターは、エンジンの吸気を支える縁の下の力持ち。この記事では、役割や交換時期、リスクや社外品の特徴をお伝えしました。
ここまでのポイントを、もう一度簡単に振り返ってみましょう。
日常点検で意識する機会は少ないかもしれませんが、実はとてもコスパの高い整備ポイントです。
特に、普段の走りでは気づきにくいからこそ、「車検のたびに交換しておく」という流れを作っておくと良いですね。
忘れずに定期交換しておくことで、エンジン性能や燃費の悪化を未然に防ぐことができます。 「最近ちょっと調子が悪いかも…」と思ったら、一度エアフィルターの状態をチェックしてみてください。