小話の話

ウォッシャータンクに水を入れてませんか?それでは本来の役割を果たしていませんよ?

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フロントガラスの視界を確保するために必要なワイパー。

ワイパーだけでは落ちない汚れや油膜、虫などを効果的に洗い流すために車にはウォッシャー液を入れられるウォッシャータンクが装備されていますです。

一般的なウォッシャー液には洗浄能力(泥、虫、花粉など)油膜の除去凍結防止の役割があります。

水道水でも多少の洗浄能力はありますが、「油膜の除去」や「凍結防止」の前では話になりません。

今回の記事はウォッシャー液の油膜の除去凍結防止話をします。あと余談。

1. 油膜の除去

フロントガラスに油膜がつく原因は、「排気ガス」「道路の油分」「虫の残骸」「雨水中の油分」「エンジンルームから蒸発した油分」などが挙げられます。

油膜がつくと車のフロントガラスに薄い膜のようなものができて、光が反射してギラギラ見えることがあります。

またワイパーを使うことで油膜が伸びて逆に視界が悪くなる場合があります。

てつじ
てつじ

ガラスを指でなぞると油が伸びるのがわかるよ

そんな油膜を除去するのがウォッシャー液になります。

ガソリンスタンドで見る青い液体がウォッシャー液なのですが、もちろんカー用品店やネットでも買うことが出来ます。

タイオン
タイオン

油膜のせいか夜のフロントガラスがギラギラで見えなくてウォッシャー液使っても綺麗にならなかった

てつじ
てつじ

実際のところウォッシャー液だけでは完全に油膜を除去することは出来ないよ!

てつじ
てつじ

定期的な洗車必要になるね!

1ー1. 洗浄効果だけを求めるならこんな裏技

洗車が面倒、強い洗浄効果を求めるなら、食器用洗剤をウォッシャータンクに少量入れてください。

個人的に一番効果があったのは「油汚れに〜JOY!」でした。

もちろん水で薄める必要があります、使って見て少し泡が出るくらいがちょうどいいですね。

2. 凍結防止

ウォッシャー液が通るホースはボディーの内側を通っていることが多く、冬はホースや吐出口が凍結することがあります。

ただホースに関してはエンジンの熱で温められ解けるので大丈夫なのですが、ウォッシャータンクや吐出口は凍ってしまうと解けるまで時間がかかってしまいます。

2ー1. ウォッシャー液を薄めると性能が落ちる

ウォッシャー液の商品の裏を見ると「凍結防止温度-30℃」それか「-30℃」と表記されています。

タイオン
タイオン

日本で「気温-30℃」なんでありえないでしょ!?
もったいないからじゃんじゃん薄めて使うぜ!

てつじ
てつじ

確かに「気温-30℃」はないけど、車は走るものだから風を受けることで「水温は-30℃」に近くなることがあるよ

無風状態で車が時速60km/hで走ると体感温度は-6.0℃にあります。

もちろんウォッシャー液は噴射したあとも凍結してはいけません。

フロントガラスは特に風を受けるところなので天気予報の-10℃ほどで計算しておくと良いと思います。

注意点

ウォッシャー液の原液が「凍結防止温度-30℃」の場合

原液:水 = 1:2 だと「凍結防止温度は-15℃」にはなりませんので気を付けてください。

3.余談ですが、撥水性能があるウォッシャー液は扱いにくい

商品をみていると「洗浄」「凍結防止」の他に「撥水」と書かれたウォッシャー液がありますが、僕の経験則ではやめたほうが良いです。

注意点

1.夏に使うとガラスの上で液体が焼けて跡が残る
2.ワイパーで履けない部分のキワが目立つ跡が残る
3.コーティングに近い成分なのでガラスに付いた汚れの上をコーティングしてしまう。
4.少しでも他の水分が混ざると性能が落ちる場合がある。

「撥水」性能を持っているのはコーティング剤は本来扱いが大変で、特に「乾燥」「水分」などにシビアな環境には向きません。

特に夏の日差しには注意が必要です。撥水剤はしっかりと拭き取らないと跡が残ったり、ボディーに乗った場合は日焼けして変色につながります。

てつじ
てつじ

逆に汚くなるってこと^^

面倒だけど、ウォッシャー液は最低限でコーティングは別でやろう!

まとめ

今回の記事は「油膜」「凍結防止」「撥水」について解説しました。

車を運転するうえで長い時間目に入る部分がフロントガラスですよね。

そのフロントガラスの管理はウォッシャー液の使い方でだいぶ差が出ます。

まとめ

1.油膜には食器洗剤をタンクに少量いれる
2.ウォッシャー液は自分の地域の最低気温に合わせて薄める。(原液のままでもOK)
3.撥水剤入のウォッシャー液はオススメしない

簡単に真似ができるのでぜひやってみてください!

それでは素敵なカーライフを^^

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